仙台のコワーキングスペース「ノラヤ」戦う管理人

仙台市青葉区、地下鉄北四番丁から徒歩8分のコワーキングスペース「ノラヤ」を運営している人の赤裸々なブログ。

コワーキングスペースをたった一人で運営するための心得

このブログエントリは、コワーキングAdvent Calendar 2014の5日めに参加するために書いています。
昨日は、大宮のコワーキングスペース7F吉田裕介さんでした。
去年までは「10分で考えて5分で書く気軽な内容でいいです」という言葉があったはずなんですが、今年はみんな気合入って長いですね。
でも私は勝手に「10分で考えて5分で書く気軽な内容」にしたいと思います。
ああもう2分。

コワーキングスペースを、たった一人で1年運営してきた私が、「一人で運営するならこうでなくては」と思ったこと5箇条を書いてみます。
そもそも一人で運営するな!という声が出そうですが、そんな正論いったってしょうがないじゃないかー。

1. 自由であれ
運営者は時間的に自由なほうがいいです。私みたいに、夕方になったらごはん作るためにかえらなきゃとか買物しなきゃとか、夜や土日にイベントやるために家族に頭下げておうかがいたてるような身分の人は、だめです。
コワーキングスペースを必要なだけあけることができて、家に帰ってバタンキューでも、掃除もご飯も洗濯もだれかがやってくれるような(最低、自分のだけやればいいような)人がいいです。

2. お金は必要
コワーキングスペースの運営は最初は人がこないので、ある程度の資金は必要です。ぶっちゃけノラヤが潰れないのは、まだ資金が尽きていないからです。ノラヤの存在がじわじわじわじわ広まって、ここでこんなことをやりたい、という人が出てくるまで1年かかりました。バックにコミュニティがあるスペースなら、もうちょっと早いと思います。だから半年〜1年分は運転資金いります。

3. 自分に正直であれ
コワーキングスペース運営してると、嫌なときは嫌っていわないとだめです。
なんかしらんけど、利用してやれみたいな人が徐々にやってきます。そういう時私は、あまり愛想がいい顔が出来ません。常連についても、ルール違反する人には毅然としないとだめです。私は、嫌だなぁと思うとめっちゃくちゃ不機嫌になって顔や態度に出るので、便利。

4. 常に記録
私はEvernoteにイベントの収支を毎回と、KPTを書いてます。一人だから誰にも伝える必要もないけど、起きたこと考えたこと、反省点、こうしたらよいと思ったこと、時間が経つと忘れます。記録はおこたったら駄目。そして時々見返します。

5. 楽観的であれ
コワーキングスペースの運営を一人でやってるのってやっぱり厳しいし先も見えないし。
でも、なんとかなるかな、と思ってます。外ではつらいことも嫌になることもあるけど、ノラヤにいるときは精一杯空間を味わって楽しんでます。
ノラヤにはちっちゃな神棚があって、いつもオープン前にお水をお供えして、手を合わせて、気持ちを切り替えます。今日もいい出会いがありますように。儀式って大事よ。
悲観的だろうが楽観的だろうが、だめなときはだめなんだから。楽観的でいましょう。運営を楽しみましょう。


約束さ Mr.サンタクロース
僕は諦めない
聖なる夜に 口笛吹いて

佐野元春:CHRISTMAS TIME IN BLUE)

えー時間をオーバーし結局長くなりました……

では、みなさん、よいクリスマスを。
ノラヤでは12/24(水)にクリスマスイブだから明るいうちからビールクズっていうイベントをやります!

明日は、今日、盛岡でコワーキングスペースもりおかANNEXをオープンした、川村和之さんです!