仙台のコワーキングスペース「ノラヤ」戦う管理人

仙台市青葉区、地下鉄北四番丁から徒歩8分のコワーキングスペース「ノラヤ」を運営している人の赤裸々なブログ。

ノラヤの運営体制と利用手続きを変えました

このたび、こちらで報告しているとおり、運営体制、利用手続きを変更いたしました。

noraya-sendai.net

 

利用するハードルが高くなり、オープンするハードルも高くなった。そんなスペースになりました。

ふらりと誰でもいけるのがノラヤのいいところだったのに、と、びっくりされるかもしれません、足が遠のくかもしれません。でも、それはいたしかたないことです。

上記リンク先にあるとおり、利用者の方とのトラブルがありました。これを機会に完全会員制するということも考えられました。でも、それは私が思うコワーキングスペースの方向ではないし、「それはノラヤらしくない」という声があがりました。

ノラヤは、ゆるくて、ダメ人間でも使える。オープン日は誰でも気軽に。そう思って運営していました。が。

私一人では、限界がありました。「多様な人」に来て欲しい。そんな思いとうらはらに、苦手な人、イラっと来てしまう人、こちらが身の危険を感じてしまう人、こちらの精神がダメージ受けそうな人、そんな人に出会うたび、おたおたしてイライラして困惑していました。うまく対応できていたか。今思うと、まったく自信がありません。

悔しいけれど、自分の弱さ、未熟さ。それを認識しましたね。

でも完璧な人間じゃないとスペース運営できない、なんてことはない。完全会員制にしないなら、何かトラブルが起きる前提で考えて、そしてトラブルが起きづらいような仕組みを設定しておかなければならない。

それが、利用登録であり、身分証明書の提示であり、2名体制での店舗オープン、そして運営協議会の発足です。

 

おかげで再開できてほっとしています。一人でもやもやしていたことも相談できる人ができてありがたく思っています。

 

今、改めて、ノラヤの目指したい方向は何なのかを考えています。

「どんな人に来て欲しいか」と聞かれたら、これまでは「どんな人でも来て欲しい」と言っていました。

でも実際は、ノラヤに集まる人って普通じゃない、ですよね。(いまさら。)

利便性も良くスタッフも複数いてサービスも行き届いてしかもリーズナブル。普通の人は、きっとそういうスペースを選びます。

ノラヤに来てくれる人は、わざわざ、不便で遠いノラヤに来るんです。

ノラヤに来る人を「3σの外側」と表現した人がいました。なるほどと思いました。逆に言うと3σの内側の人は来ない。

むしろ「来なくていい」ぐらいに考えて戦略立てるのも必要かもしれません。

今後も、がんばっていきますよ!