仙台のコワーキングスペース「ノラヤ」戦う管理人

仙台市青葉区、地下鉄北四番丁から徒歩8分のコワーキングスペース「ノラヤ」を運営している人の赤裸々なブログ。

ノラヤで店番を募集しはじめたわけ

ノラヤで、店番を募集しはじめました。

noraya-sendai.net

いまのところ応募はありませんが、そういう姿勢を見せるのが大事だと思っています。

店番募集してみようかなと思った理由を書いてみます。

 

1. 私が気づかない、改善可能なまずい点、至らない点に気づいて指摘するか直してほしい

まずいのは毎月数万の赤字なんだけど、それはどうしようもないとして。

「運営者側」に私以外の目線が入ることで、ここはこうだったほうがいいよ、というちょっとしたことに気づくこと、多分いっぱいあると思うんです。

例えば、私は「汚い」と感じる閾値が人より高くて、掃除が大嫌いなんで、死なない程度ならいいと思うレベルにしか掃除しないんですね。自覚はしてるのでノラヤは自宅より1000倍綺麗です。でもセンサーがないから気づかないこともある。そういうの、店番した人に指摘されて「はっ、そうか」と思うことがありました。

ただ、勝手に整備しすぎてオペレーションに支障をきたすのは困るので、指摘するかほどほどの改善にとどめて欲しいです。綺麗好きの人が自分の使いやすいように整理してしまって、使いにくくなっただけでなく、ものがどこにあるかわからなくなり、買い直してしまったこともありました。そういうのは困ります。

2. 私が気づかないノラヤの活用法に気づいて欲しい

そしておそらく、運営側に回ると、こうすればこんなことできるのに、こういう活用法も可能、ということ、私の思いもよらないことが見えると思うんです。

ぶっちゃけ今のノラヤはイベントがマンネリです。宴会かサイエンスバーか貸切か。

他のコワーキングスペースのイベントも参考にしてます、もちろん。でも、やりたいけど、設備が……やる人が一人じゃつらい……そんなのばっかです。

私が、目先の利益を優先して、ぱっともうかるものばかりやっているのも悪いのかもしれませんが。

3. 私が外に出ていろんなことを吸収してまわりたい

正直、この3つ目が大きいです。

「お店」を構え、ひとつのところにじっとしていて、ひたすら動けず「待つ」体制。

これ、実はすごく苦手な行為だと、3年たって、実感しております…いや、あの…気づくのがおせーよ。自宅に閉じこもっているのも苦手で、旅も大好きな私なのです。放浪体質。でも「店」を持ってしまったら動けない。時間も場所も拘束される。

我慢すれば……と思いますけど。動けない、出会いが少ない、視界も動かないと、自分の世界が狭くなっていきそうで怖いです。考えが居付いてしまう。新しいものに面白いものに触れたい。できれば私も他のコワーキングスペースを使ってみたいし、できれば昔のクラウドガーデンのように、他のコワーキングスペースの店番もしてみたい。今思うとあれはとても良い経験でした。

だから、可能なら店番を誰かに頼んでいろいろ吸収してまわりたいです。

仙台にできたコワーキングスペースワークスペースで、まだ行けてないところがあるんです。行ったことがあるところにもまた顔だして「最近の空気ってどうなんだろう」と感じてみたいです。

4.「自分でやってみたい」と相談に来る人にチャンス提供

ほんの数回ですが「スペースを自分でもやってみたいのでどういう経緯でオープンしたかどうやって運営するのか聞きたい」という問合せがあったんです。もちろん個人の方です。

そういう方に、「じゃぁ、体験してみます?」って言えるじゃないですか。

 

というわけでむりくり、理由を説明してみました。

これまで、私はノラヤは自分の好きにできるスペースであって欲しいので、他人の介入はできるだけ避けたいと思っていたんです。

ちょっと考えが変わったのは、東京神保町で未来食堂というユニークな食堂をやっている小林せかいさんの本を読んでからです。

 

未来食堂ができるまで

未来食堂ができるまで

 

 この食堂の面白いシステムの1つに「まかない」と言って50分お手伝いしてくれたら1食サービスというシステムを導入してます。1回以上お店に来たことがあるひとなら、まかないができるみたいです。別に飲食業経験とか接客能力とか関係なく。えーそれって大丈夫なのと思ったけど、いまだに続いているということは大丈夫なのでしょう。

思い切って誰かに一部委ねてみるというのも、必要なのかもしれないと思いました。

 

店番やってみたい人のご応募お待ちしてます。