来たら笑顔で帰って欲しい
ネットラジオからカズンの「冬のファンタジー」が流れてきます。いよいよ今年もあと半月。
こんばんは、ノラヤ管理人です。
このブログは毎年恒例、コワーキングスペース運営者限定Advent Calendar 2017に参加して15日目の記事として書いております。14日目のBase Camp 名古屋水上さんの「2017年、コワーキングスペースのスタッフとして私が考えたこと」からバトンを引き継ぎました。
何をネタにしようか悩みましたが、あまり長々と語るのは性に合わないので、ポエムでも書いてみます。
今年、ノラヤは、一言で言うと、やばかったです。
利用者とのトラブルにより1ヶ月閉店、それを経ての利用手続きと運営体制の見直し。
私はノラヤに来て一人で一日過ごして、鍵を閉めて帰る。心のどこかで、ああ、トラブルになるようなへんな人が来なくてよかった、と安心している。そんな日ばっかり。
「ノラヤ、多分あと半年持たないです」と、口癖のように語ってました。
どんどんネガティブになります。笑顔の少ない運営者になっていたことでしょう。週3のバイトと趣味のランニングがなければ病んでいたに違いない。
先日ですね。とある相談を受けて、やりとりをしていた過程で、気づきました。
「私は、ノラヤに来たら、笑顔で帰って欲しいと思っていたんだなぁ」
楽しかった、面白かった、美味しかった、良かった、安心した。など、ニコニコして帰ってほしかったんですね。
ノラヤをどんな場所にしたいかと聞かれたら、以前から「間違ったことを広める場にはしたくない」とは答えていました。あやしいイベントに場所を提供するコワーキングスペースには無駄だけどいちいちむかついていたし、へんなイベントのための利用申し込みも断ってきました。ストイックでは有り続けたいです。
でも、そこはがんばっていたけど、ノラヤは今、楽しい場所だろうか?みんな笑って帰るだろうか?
イベントの時は、けっこう楽しいと思いました。
でも、オープン〜2年くらいの、かつての勢いに比べたら、楽しさは減ってるんじゃないだろうか。
コワーキングスペースをとりまく状況は、Co-Edoの田中さんが言うように、ハゲしく変わりつつあります。弱小コワーキングスペース運営者は、正直、きついです。生き残これないんじゃないの、と思いたくなります。
そうした中、ノラヤはそもそもがへんなコワーキングスペースなのに、普通のコワーキングスペースとつい比べてしまい、でもなにもできなくて、疲れていたのかもしれません。
だからここらで。多くのコワーキングスペースが利便性や設備、コミュニケーション、創業支援、地域活性化などまっとうな目的を掲げている中。
「笑顔で帰れる」というのを目指してみようか、と思いました。
便利とか、世のため人のため地域のために有用とか、そういうの目指しても無理なんだから、しょうがない。
ただ「来たら笑顔で帰って欲しい」。今後はそれを念頭に運営していこうと思いました。しんぷる。いず。べすと。
じゃぁどうしたら笑顔で帰ってもらえるでしょうか。イベントならともかく、ドロップインで?運営者としては、なごむ会話をしたいところですが、それはできる自信がありません。私、愛想良くできない、おっかない人だし。
ささやかな試みとして、月曜日限定ですが、手作りのお菓子をサービスしています。失敗したら提供できないけど。私自身もお菓子作りは好きなので「今週は何を作ろう?」と考えるのが、楽しいです。自分で作るお菓子は、うまいし。
他にもなにか、考えよう。
まずは私が楽しいことを考えます。
では、あなたの運営するコワーキングスペースにも笑顔が溢れますように。
コワーキングスペース運営者限定アドベントカレンダー2017、次は広島でコワーキングスペースShake Handsを運営する市川さんです。よろしくお願いします!