仙台のコワーキングスペース「ノラヤ」戦う管理人

仙台市青葉区、地下鉄北四番丁から徒歩8分のコワーキングスペース「ノラヤ」を運営している人の赤裸々なブログ。

仙台で一番素敵なコワーキング……

今日、ノラヤに来たら、こんな封書が。

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仙台で一番素敵なコワーキング…!!

送り主は、佐谷恭さん。

元、PAX Coworkingのオーナーさん、そして伝説のパクチー料理専門店パクチーハウスを作った人です。今も精力的に活動していらっしゃいます。

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以前、「89の証言集」という本を出されて私も寄稿しました。そのリターンの「パク塩」だったのですね。

 

89の証言集: 89人が綴るパクチーハウス東京の真実

89の証言集: 89人が綴るパクチーハウス東京の真実

 

 

このブログでは何度も書いてるんですが、そもそも私が「コワーキングスペースって面白い!仙台にも欲しい!」と思った原体験が、6年前のPAX Coworkingでの勉強会です。
sendaiworkspace.hatenablog.com

 

だから特別な思い入れがあるんで、それを「89の証言集」に書きました。よかったら読んでください!

それにしてもその佐谷さんから、ノラヤを、「仙台で一番素敵なコワーキング」と言っていただけるとは……

なんだか申し訳ないようなくすぐったいような痛いような、でも、褒められたんだと思って素直に喜びます!

ありがとうございます!

 

佐谷さんの最新刊は「『ありえない』をブームにするつながりの仕事術」。

私もまだ読んでません(すみません)。読みます!

 

佐谷さん、ありがとうございました。

いただいたパク塩はノラヤのイベントで使うほか、3月のマラソンの塩分補給にします!

 

コワーキングスペースは儲かるのか?2018年12月の売上報告

はじめに、言っちゃいます。史上最高売上の月でした。

 

2018年11月は44,100円でした。 

sendaiworkspace.hatenablog.com

 

2018年12月の売上報告をします。

67,500円です。

オープンした日は11日。昼オープンで利用者があったのが2日 / 9日。

なのにこの売上。間違いなく2018年度一番だし、オープンして以来の2番目の売上です。ちなみに1番目は2017年5月、閉店事件の時にTHE6さんで小波先生のサイエンスバー出張版をした月の売上なので、普通にオープンした日としては史上最高売上。

理由は、イベントが3つあり、どちらも満員だったことです。

一つ目は、ほぼ一年ぶり開催の「ノラヤサイエンスバー vol.17」。

noraya-sendai.net

 

二つ目は、毎年恒例のクリスマスビールクズとたこ焼きを合体させた「クリスマスビールクズたこ焼き」。(あ、レポートまだ書いてない。)

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それから「日曜数学会ミニ」で貸切でノラヤを使っていただきました。収入としてもありがたかったですし、数学好きの方々の集まりもとても楽しげで、素敵な会でした。 

こういう小規模の勉強会に、ノラヤをぜひ使っていただきたいですねぇ。

connpass.com

先月のちょっとした工夫

イベント二つやったわりに、あんまり疲れなかったです。(精神的にはいろいろ疲れたけど)

5周年の時から、イベント時に「時間制限」を設けることにしました。具体的には、22時で終了、22:30には完全撤収を目指す、というものです。

これまでは人がいる間はダラダラ延々とやっていたので、終わるのが23:00、私が帰るのが23:30なんていうのがよくありました。

けっこう、肉体的に辛いのです。終わってから片付ける気力はありません。全部翌日以降です。帰宅時にこぐ自転車はフラフラです。ノラヤで泊まれる体制もあるのですが。

ノラヤって、テナントというより、ただの古い下宿のようなアパートの一室なんですよ。泊まって寝ていると、わかる、すごい、近隣の音が響いて来ます……時には目が覚めてしまうくらい。

つまり、ノラヤのイベントの声もそれぐらい、周囲に響いているということです。今まで文句を言われたことはありませんが、ちょっとこれはまずい。

それに遅くまで無限にやるというのは、遠方から参加して終電がある人にとっては困ります。気がつけばタクシー、なんていうご迷惑もかけてしまったかと。

なので、飲み足りない人は、終わってから近隣で二次会!という方向で、22時ですぱっとやめることにしました。

管理人的にはすごく楽でありがたいです。

 

あとちょっと変えたこととしては。気分的なものかもしれませんけど。

「今日の利用者はいませんでした。」っていうPOST(tweet)、やめました。こういうやつです。

 これ、とある夜の自習室利用者の方から「昼のノラヤは常連さんで賑やからしい」と言われて、「それは誤解だ!そうだ、どれぐらい利用者がいるのか状況をtweetしよう」と思って始めたのです。

ですが、実際は、利用者がゼロの日がほとんど。

「今日はゼロでした」と発信しつづけることで、どんどん気分が滅入ってきてしまいました。

誤解があろうとなかろうと、昼の利用者が増えるわけでも減るわけでもないので、この利用者数申告POSTはやめました。

ちょっと気が楽になりましたかね。

 

コワーキングスペースは儲かるのか?2018年11月の売上報告

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寒くなりましたねぇ。 

先月の売上は28,500という少なさでした。

 

sendaiworkspace.hatenablog.com

 

2018年11月の売上報告をします。44,100円です。

なんと!今年一番の売上です。

金曜日のオープンをやめたのに今年一番の売上!どういうことでしょう。

理由は明白で、5周年記念宴会をやったからです。

noraya-sendai.net

なんと10人もの方々にきていただきました。ありがとうございました!

実は売上は大きいのですが利益は少ないです。(ピザが高い)だから年間売上一番だからといっても、もうかっていないのです。でも、いいのです!毎年周年祭はみなさんへの感謝も込めてピザを奮発してますので、利益は少ないです。

夜の自習室、相変わらずで2日で5人のご利用です。ありがたいです。

平日オープン時の利用者は相変わらずめちゃくちゃ少ない。金曜閉めて正解じゃね?とも思いましたが。12月からは金曜日オープンを復活させます。

なぜかというと、私がなんだかだらけてしまって、ちょっと生活に張り合いがなくなってしまったから。

 

12月はすでに終わりましたが、サイエンスバーをやりました。そして、毎年恒例のクリスマスビールクズをやります。夜の自習室も水曜日に二回。

まもなく2018年が終わろうとしています。いろんな出会いがありましたねぇ。

 

5周年記念宴会をやりました。5周年の感傷

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11/10(土)に、ノラヤ5周年記念宴会を行いました。5周年の10/10からは1ヶ月ほどすぎてしまったけれど。

noraya-sendai.net

 

それで、毎年言ってるんですけど、やっぱり、来年はないかなぁ。

これ以上売上が上がるとも思えないし、赤字を解消できる秘策があるわけでもないし、私もモチベーションも保てず、そろそろ限界というのが正直なところです。

 

5年やってきてノラヤをどういう場にしたいか、そのためにどうしたいかを、それを5周年記念プレゼンの中で「5周年の感傷」として話すつもりでしたが、酔っ払っていたんでうまく喋れませんでした。

なのでこの場で補足したいと思います。

 一番言いたいのは、ノラヤは楽しい場所にしたいということです。

 

ここで過ごして嫌な気分になるイベントはしたくない。

ここで体験したことで、人生がちょっと楽しくなるといい。

ここに来た人がここで得た情報で、人生が嫌になってしまうのは嫌だ。

ここで得た情報で、毎日にちらっと笑顔が増えたらいい。 

そして、来た人が全員笑顔でも、私が疲れ果てて帰宅してから家族にやつあたりするようなことになったら嫌だ。

 

ポエムみたいになってしまった、なんだこれは。

 

「みんなハッピー!」なんていう絵空事を言うつもりはないですけど。

厳しい経営の中、一応いろいろ持ち込まれる企画があって、それを考えるときに「それ、楽しいですか?」と、ともに「それ、私の負担が大きすぎないか?」「それ、私が嫌な気分になって、もやもやしないか?」を、必ず気にします。 

ネガティブな気分は、たとえ正しいことでも必要なことでも、無意識に足を遠のけてしまう。

 

残念ですが、ノラヤは余命宣告されたようなもんです。

だからもう、「野望」とか申しません。

余命宣告された人は、大きな手術とかしないですよね。苦しみをちょっとでも減らすように、小さな小さな、その時できることをやっていきますよね。

ノラヤでいろいろやった日々、楽しかったなぁ、と5年後くらいにも語り継いていただけるよう、小さな楽しいことをやりつつ、ほそぼそとダメージが少しでもないように生きていきたいとおもいます。

2018年10月の売上報告

すっかり寒くなりました。ここノラヤのある仙台でも、ついにストーブをつけました。灯油の巡回販売にもお世話になる季節です。

 

いろいろ偉そうなこと吠えてますけど、結局利用してもらえなきゃなんにもなんないじゃん。そう思います。

先月の売上は、33,800でした。

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10月の売上報告をします。28,500です。すくねぇなー。今年の月間売上ワースト3位です。

 

10月は心が折れそうになりました。

先月のブログでこんなこと書きましたよね。

そこで10月は3回、夜の自習室をやってみることにしました。

前回のように3日連続ではなく、3週連続、です。

10/10(水)、20(土)、24(水)。

やってみました、3週連続夜の自習室。

失敗です。 

1日3人くらい来ていただけたらいいな、などと思っていたら、利用者数は全部で2人。利用者ゼロの日もありました。想定の22%。

以前、3日連続で夜の自習室をしたときもありましたよね。その時も3日で3人でした。

 

sendaiworkspace.hatenablog.com

 

これらの試行錯誤はなにをしているかというと、「夜だけオープンするコワーキングスペースにしたらノラヤはやっていけるのか」という実験でもあるわけです。

しかしこの結果から、夜だけオープンしても、ノラヤはやっていけないことがわかります。

ちなみに……土曜オープンも2日やってみたんです。土曜オープンは、4人の方に利用していただきました。

なお、平日昼間のオープンは9日ありましたが、うち、利用者があったのは2日だけでした。平日のオープン日をあまり増やしても意味がなさそうなので、私の負担の大きい金曜日のオープンを11月はやめてみました。

 

毎週土、日にオープンすべきなのかもしれません。ですが、土日は私が家族と過ごしたり買い物をしたり手の込んだ料理をしたりする貴重な日。1000円や2000円の売上のためにつぶしたいとは思えません。

 

気をとりなおして10月にやったことを振り返ってみます。

10月はキューブの会3回目をやりました。経験者もおさらいOKということで、5人の方に来ていただきました。

noraya-sendai.net

あと、これは公開イベントではなかったのですが、近所の方からのご依頼で、小学生の子供達を対象にプログラミング体験会を行いました。

2015年ごろ、ノラヤではCoderDojo Sendaiをやっていたんですが、あまりに場所が狭いのと運営がなんかえらい大変なので、もううちを会場としてはやらないことにしたんですね。

しかしその後、小学生のプログラミング教育必修化などが決まって、プログラミングが気になるけどどうしたらいいのかわからず困っている親御さんたちが増えてきているようです。たまたまノラヤを訪れた方とお話して、急遽体験会が決まりました。( CoderDojoと名乗るのは条件があるので、あくまで今回は体験会で。)

貸切でも、公開イベントでもない、このようなケースは初めてでした。

「こういうことできないかな」「こういうことやってる人知らないかな」という、漠然とした希望を元に、できる人を探して、人を集めて、イベント化する。そういうのに、小さなコワーキングスペースは役に立てるんだなと思いました。

いまふうに言えば、コンシェルジュ、ですか?

ありがたいことに、私にはいろんな分野のお知り合いがいますし、ノラヤにもいろんな分野の人が来ますから。

 

ちょっと前向きに話を終わらせたいところですが、経営危機はいっこうに脱しておりません。

私は何をしても生きていけますが、ノラヤは利用者がいないことには生きていけませんね……

 

コワーキングスペースで「おしゃれ」と言われたら負けだ

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(これはぱくたそのフリー画像です。コワーキングスペースの画像なのですが、このスペースもなくなってしまいました…)

 

コワーキングスペースって最近はハードウェア的にはどこも似たようなもんですから、レビューや訪問記では

  • おしゃれ
  • 落ちつく
  • きれい
  • 集中できる
  • 清潔感のある
  • 静かな
  • (広い場合は)広々とした
  • (狭い場合は)こじんまりとした
  • (窓が大きかったりしたら)開放感のある
  • (なんかちょっと変わってたら)個性的な

このへんの表現をいろいろ変え組み合わせて文章作ってますよね。

その中の筆頭の「おしゃれ」

えー、ノラヤ管理人は、これを言われたらコワーキングスペースとして負けだと思っています。

 

あの、聞いたことないですかね。ブスは褒めるところがないから「肌が綺麗ですね」って褒めるっていう。

ちなみに管理人も、肌が綺麗だってよく褒められるんだよ。ちくしょう。

 

この「肌が綺麗ですね」に相当する褒め言葉が「おしゃれ」じゃないですか。

だっておしゃれなだけな場所って、記憶に残りますかね。

わざわざそこを選びますかね。

何日もたって、また思い出して行きたくなりますかね。

「おしゃれ」って、イコール「魅力がほかにない」ってことじゃないかな。

 

今みたいに、いっぱいいっぱいコワーキングスペースやそれに相当する自習室やカフェ、シェアオフィス、電源カフェがあるのに。ただ肌を綺麗にしているだけで人を惹きつけられるのか。

焦って、無料キャンペーンや料金の引き下げを行う、そんなことはしません。それがコワーキングスペース業界にどんなに悪影響かは、十分承知していますから。

 

「あのスペースで過ごした時間、よかったな」という思いを持ってもらって、もう一度来てもらうにはどうしたらいいのか。

そのスペースでしかできないことは、なんなのか。

イベントと違って、ドロップインは中身で勝負できません。似たような褒め言葉で括られず、強烈に利用者の心をわし掴みするには。

考えないといけないですねぇ。

ほんとに、悩ましい。

 

 

コワーキングスペースの自習室化に思う

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コワーキングスペース、自習に使ったって全然構いませんよ。いろんな使い方の可能性があるんですからね、コワーキングスペースって。

 

仙台のコワーキングスペースである、ここ「ノラヤ」でも、自習室としても使って欲しいと前からアピールしてきました。 実際、自習目的の利用者がけっこう多いです。

sendaiworkspace.hatenablog.com

 

しかしこんなことも考えていました。

sendaiworkspace.hatenablog.com

 

そしてついに、「夜の自習室」という、ノラヤの別モードをイベント化してスタート。

sendaiworkspace.hatenablog.com

 

 そうこうしているうちに仙台に有料自習室ができました。

sendaiworkspace.hatenablog.com

 

 そこが大人気らしいと聞いて、こんなブログを。

sendaiworkspace.hatenablog.com

 

そんでも、ノラヤは自習室じゃなくてコワーキングスペースです。たいてい人が少ないので静かな自習モードになっちゃうけど。「夜の自習室」は、あくまで場所を借りてるというスタンスでいます。

 (以上、長すぎる前置き)

 

ところがですね。「コワーキングスペース」なのに、コミュニティもなく、他人に煩わされることもないから安心してね、と明言しているところがちらほら見受けられるようになりました。

たとえば、こういうのを定期投稿しているコワーキングスペースコオリヤマさん。

数ヶ月前からこういう方針になったようです。つながり否定、コワーキング否定の「コワーキングスペース」。驚きました。

 

さらに、こちらの近日オープン予定のコワーキングスペースについて、PAX Coworkingさん(いまはない老舗のコワーキングスペースだけど、中の人は今でも元気な佐谷さん)が嘆いてます。

 カタカナで「ヒト」って書いてるのはなんでだろう、生物としてのヒトってことなんだろうか……とかどうでもいいことが気になってしまいましたが、それはおいといて。このページの上部には「様々な出会いや交流が生まれるような空間設計を目指しました。」って書いてあるのに、そのあとの文中に「ヒトが干渉(しない)」という表現が二回出て来るんですよね。

 

前回、書いたブログで引用した記事にもこんな表現がありました。

sendaiworkspace.hatenablog.com

コワーキングスペースとは、フリーランサーが仕事場に使っていたり、高校生が受験勉強に使っていたりする貸出スペースのことです。

 

もはや、「コワーキングスペース」の説明や特徴に「コワーキング」の、「コ」の字がないんです。いや、かろうじて、場所だけ、設備だけ、共有。

もはやそれは、ドロップインのできる間仕切りのないシェアスペースでは。

いや、それを自習室というのでは。

 

たとえ結果的に自習室利用の人が多くても、コワーキングスペース運営者としては、ここはコワーキングする場所だという意識は持ち続けて、交流イベントをやったり、日常に人と人とを結びつけたりして、おもいがけない出会いから生まれる化学反応が起こるのを心待ちにするもんじゃ…ないのかな。

積極的に「交流もなんにもないよ。他人に煩わされることなく一人で思い切り集中できるよ」と、コワーキングスペースが言ってしまっていいのか。と、ノラヤ管理人は、思います。……コワーキングスペースだって稼がなきゃいけないから、ニーズに合わせて自習室的なほうをアピールせざるをえないのかもしれません。ヒリヒリ実感してます。ぶっちゃけ、自習室をやったほうが人が来るんだという現実。悩ましいところです。

 

コワーキングスペースの自習室化」という言葉が浮かんでしまったのですが、これには元ネタがあります。

誰も知らないだろうけど「寮のアパート化」っていう言葉があったんです。20年以上前、管理人は大学の時入学から卒業までをずっと寮で過ごしたんです。自治寮で、寮生が運営していました。運営委員も持ち回りで、機関紙を発行したり交流イベントを企画したり、新入寮生をサポートしたり、まさにあのころ寮の運営委員は運営の仕事だけでなくコミュニティマネージャ的な役割を担っていたと思います。で、委員会を全員が経験するので、学年が上になるにつれみんなコミュニティマネージャっぽくなっていきました。でもそんな20年ぐらい前に、ただ寝に帰る場所のように寮がなってきたのではないか、ということを問題視して「寮のアパート化」って言われてたんですね。

なんか、コワーキングスペースのケースと似ていませんかね。

そんな古き良き寮は、老朽化もありますが次々なくなっていってます。

コワーキングスペースも………

いやいや。