仙台のコワーキングスペース「ノラヤ」戦う管理人

仙台市青葉区、地下鉄北四番丁から徒歩8分のコワーキングスペース「ノラヤ」を運営している人の赤裸々なブログ。

2016年1月の売上公開

2016年1月の売上を公開します。

オープン日は13日、うちイベント2日。利用者数28人(複数回来訪を除いた純粋な訪問者数:20人)で、
36,700です。

今月は、12月に風邪でダメダメだった分を取り返そうと思ったのですが、風邪がおもいがけず長引き(実はいまだに服薬中)カレーの会をやらないことにしました。そして残念なことに予定していたサイエンスバーも参加者が集まらず流れてしまいました。日をあらためてやります。

それでも、イベントは2回やりました。2回とも常連さんからの提案とご紹介で実現したので、これからもそういうイベントがどんどんできたらいいなと思います。

そしてドロップイン利用者数のうち複数回来訪を除いた方、つまり純粋に来た人の数は、20人とここ最近ではかなり多い数でした。つまり、新規の初めての方がとても多かったのです。既存利用者の紹介ではなくネット経由で見つけて、という方がほとんどでした。嬉しいですね。

そして2月は頑張ってまたも火曜日オープンをすることにしました。ドロップインの人数が増えても収益は…むしろイベント増やしたほうが…というのはわかっています。でも、コワーキングスペースへの第一歩は気軽に使えるドロップインだと思います。最近、仙台にイベントスペースやコワーキングスペースがどんどん増えてきたので、単なるイベント会場としてはメリットや特色を出しづらい状況になっています。ドロップインでノラヤを使いたいという方が増えている以上、その声に答えるべきだと判断しました。

ただ個人の努力でオープン日を増やすだけだと、また力尽きてしまうので、常連さんの手を借り、運営業務を効率化して「とにかく管理人が倒れないこと」が第一にやっていきます。

2月の行事予定も既に公開しています。

noraya-sendai.net

 

喋っちゃだめなコワーキングスペースはありですか

今日1/28(木)は、コワーキングスペース「ノラヤ」「ブログの日」としております。ブログの日はブログ書きたい人がブログ書く日であり、決して強制ではないのです。普段余裕がないと書かないブログをこの日をきっかけにみんな書こうぜということです。ということで、書きます。

 

少し前、コワーキングスペース運営者の間で、この記事が話題になりました。

www.workabroad.jp

簡単に内容を説明すると「2人で会話しながら仕事していたら『静かに作業するところだから別のところに行って』と言われた。唖然。コミュニケーションこそがコワーキングの価値なのに。あとコワーキングスペースのコーヒーがまずい」

反応は

  • 会話しちゃいけないコワーキングスペースなんてあるの?(その後、どうやら特定された)
  • たまたま行ったところがそうだったからって、日本のコワーキングスペースこうだ、と書かないで欲しい!
  • 「日本の」にしたのは釣りだろう
  • 「コワーキング」という言葉だけが広まり「コワーキング」の理念を理解しないで、それっぽいスペースに「コワーキングスペース」という言葉をつけている
  • うるさいと思うこともある
  • でも静かな場所のニーズはある
  • 電話はたしかに悩む
  • コーヒーおいしい

さて、「ノラヤ」運営者としてこのブログについて思ったことを。たしかにコミュニケーションできないスペースはコワーキングスペースでなく自習室とか電源カフェとか名乗ればいいと思います。ただし、このお二人がどれぐらいの音量で喋っていたのかは不明です。もし、ノラヤのような半径3メートル以内にみんないるような狭い場所で、他にもくもくと仕事や勉強をしたい人が来ているのに、その横で大笑いしたり、激しく言い争ったりしていたら、やっぱり運営者として「もうちょっと静かにしてね」もしくは「帰れ」と言いたくなるでしょう。私は小心者なので言えないかもしれませんが。

しかし、コワーキングスペースは喋ってもいいか悪いか、こういう行為は是か非か、と考えてしまうのがそもそも違うだろうと私は思います。「自分がしたいように過ごせるのか否か」という考えが基にあるから。

コワーキングスペースは個人が好きなように振る舞える空間ではないでしょう。同じ空間に居合わせた人たちがいいように過ごせればOK、なのではないでしょうか。

気を遣う、空気を読む、そういうことは苦手だし嫌だししたくないという人は少なくないと思います。空気読むの強制されたら私も反感持つと思う。

強制されなくてもお互い思いやれるような場所づくりを運営者ができれば理想ですよね。ノラヤの場合狭いので、来る人どうしの距離の近さで、それがほっといてもできているように思う。大きい広いスペースや完全な仕切りがあるスペースでは、利用者同志が「遠くの他人」になってしまいそう。ノラヤも広かったらいいなと何度も思うのだけど、運営は難しそうだなと思います。

「静かにしてください」が前提の自習室や電源カフェも、あるといいなとは思います。思いますが……どうなんだろう。コミュニティなんてうっとおしい、そういう人はそちらに行くでしょう。でも……あくまで経験上の憶測ですけど、「他人」が集まって思いやりもなにもない空間は、なにかのきっかけでトラブルが起きてしまうんじゃないかな。そしてそうならないよう、禁止事項がたくさん並んだギチギチの規則に固められた場所になってしまうんじゃないかな。

 

ところでちょっと最近気になったのが、盛岡のCoworking Space Moriokaさんのブログ。

4つの言葉の違いについてのまとめと伝えたいこと - co-morioka ページ!

コワーキングスペースでもない会員制のシェアオフィスは、コワーキングって入れるな!と提案しています。私はそこまで言わんでも、と思いつつ、たしかに「それコワーキングしてんのかよ」というようなところがコワーキングスペースって名乗っているケースもあるなぁと思っています。文中にもある『私たちはコワーキングスペースがやりたいわけではありません!(キッパリ)』とブログに書いているスペースにはやっぱり私もコワーキング名乗るなって思いますね。

でも、冒頭の私語禁止のスペースも含め、多くのところは試行錯誤してるんだと思います。コワーキングスペース作ったのにコラボが生まれない。新しいことも生まれない。どうしたらいいんだ。人が集まる箱を作ればコワーキングできるわけじゃない。イベントすればいいってもんでもない。ライバルはどんどんできて、この先生きのこるには……

 

ああ、なんだか気が重くなってきました。

少なくともこうしてコワーキングについて考えているんだよってアピールすることが、うちみたいな弱小スペースが金をかけずにできることです。

という、まとまらないけど、今月の「ブログの日」は終了です。

 

あ、最後に補足です。ノラヤでは寒い期間だけ「シェアコーヒー」をやっています。管理人が好きな豆を買ってあり、それをシェアして、一杯100円でセルフで淹れて飲めます。

おいしいコーヒーが飲めるコワーキングスペースは、ありますよ。

2015年12月の売上公開

2015年12月の売上を公開します。

オープン日は14日、うちイベント2日。利用者数20人複数回来訪を除いた純粋な訪問者数:11人)で、
32,800です。

 

先月の5万越えで喜んだのが一ヶ月で崩壊です。12月はみなさんやっぱり忙しいのでなかなか来れないですね。

一番響いたのが、クリスマス近辺の管理人風邪によるほぼ一週間休み、および忘年会のキャンセル、です。こういうの、個人で運営しているからしょうがないですね。

人が来ない時期だから利益の大きいイベントで儲けようと考えると見透かされたようにそれができなくなる。つらい。

で、その風邪がまだちゃんと治らないまま正月になってしまっているわけですが、1月はイベント多いのでなんとか体調を整えて臨みたいものです。

12月は初の女子会をやってみました。これは経営指導の方のアドバイスもありまして、おっさん多めだと、ノラヤに興味がある女性も来店に躊躇してしまうのではないかということで、女子しかいないイベントをやってみました。女子会自体はとても楽しかったのですが、人数はあまり集まらず、しかも当日無断キャンセルがあり、利益はぎりぎり。でも今回は年末だったし、またやろうかなと思っています。

一方で、自習目的で来店される新規の方もぽつぽついて、ノラヤのような場所はやっぱりあったほうがいいなと私は改めて思っています。

僕らはいつまでコワーキングスペースをわけのわからない存在にしているのか

今回のブログは、こちらに参加しているエントリです。

www.adventar.org

 

前回は電源カフェbeez運営者、新谷 昌彦さんの「銀座店閉店までの四苦八苦」でした。撤退基準を決めるとか、しんどい時の心の保ち方とか、かなり響いて来る内容でした。

 

はじめましての方、はじめまして。宮城県仙台市コワーキングスペース「ノラヤ」を運営している宗形です。

当初の予定では「たくさんの人に頼り始めた話」をテーマに、ここ半年程のことを書こうと思ったのですが、要約すると「利用者のみなさんのおかげで運営者助かってますありがとう、ノラヤ素晴らしい」で済みそうだし、そんな毒にも薬にもならない内容でいいね!30くらいついて自己満足にしかならないと気付いたので違うことを書きます。

 

僕らはいつまでコワーキングスペースをわけのわからない存在にしているのか。という問題提起です。*1

コワーキングスペース、なにそれ。そう言われた時に、相変わらず運営者は説明に四苦八苦してしまいます。

そしてその良さもなかなか伝わりません。利用しに来てくれたら、わかるのにねってことになります。

前回、酒田でのコワーキングサミットについてブログで書きました。やっぱりコワーキングスペースについての説明のしづらさが話題になりました。

いずれ浸透するのかな、とか。地道に運営していくしかないかな、とか思っていました。でも、ふと先日、昔のブログを読んでいて気付きました。

sendaiworkspace.hatenablog.com

これ、2012年に書いたんですけど、「怖ーキング」とかくだらないこと言う人は最近は見かけなくなりましたけど、このブログの後半、(「だから、今仙台で必要なのは、……」以降)今でも同じなんじゃないか?と思いました。

どのへんが、というとコワーキングがなんかすごいことみたいに取り上げられるのとか。起業家ばっかりいると思われてるのとか。自治体などがなんだかよくわかんないけど期待して予算つけるのとか。そういうことにたいするもどかしさ。

3年経っているのに。

 

そして「コワーキング」という言葉が、いいように利用されていないか?と思ってます。「コワーキング」ってつければ人が釣れる。みたいな。

昨日もこんなことがありました。とあるクラウド会計ソフト運営会社が作ってるブログ。フリーランスコワーキングスペースを利用することについて書かれた記事で、「コワーキングスペースは月額制で借りられるオフィスのこと。」なんて書いていたのを読んで「はぁ?違うわ!」と叫んでしまいました。記事は設備面が中心の記述でコミュニティの一言もありません。コワーキングって言葉で検索してくる人を狙ったんだろうと思います。*2

仙台でもコワーキングという言葉を冠して中身は……………な所もあるし。

そのうちどっかの会社が「認定コワーキングスペース基準」とか勝手に作り出して「認定マークのために数十万セミナー」とかやりかねないな…と、ふと頭をよぎったり。

 

コワーキングのなんでもありな限定しない良さもあります。だからこそノラヤみたいなスペースも存在しつづけることができます。

それでも、うまく言葉で表現できないんだけど、これがコワーキングなんだよっていう、多くの運営者が持っている理念があると思います。

 

これまでも、コワーキングの先駆者の皆さんが、コワーキングについて講演したり、雑誌出したり、ウェブ媒体に取材されて喋ったりしています。このアドベントカレンダーを含め、運営者の方々もいっぱいブログ等でコワーキングというものを伝えようと、いろんな努力をしてくださってます。でもなんだか、その情報って前から興味関心ある人の間でぐるぐる回って、外まで伝わらないような……

 

なんで「コワーキング」って、いつまでも「わけのわからない」ままなんだろう。

多分、まだまだ足りない。もっと伝える手段が、なにか見落としてるやり方が、あるように思います。

 

私自身は、もっとコワーキングに関する理解を深めてもらえるようなコンテンツを作って発信していきたいと思います。

いまでも、ノラヤのいろんなことはなるべくfbにも上げるし、イベントやったらレポートを毎回書いてWebに載っけてます。でもそういう自分とこのコワーキングスペースの情報発信以外で、もっとコワーキング全体に関して貢献できるような、なにかできないかなと思いはじめました。*3

運営者のみなさん、もっと発信しませんか!

でも、コワーキングスペースの運営は大変です。たいていの運営者は別に事業やってます。忙しいですよね。私は(比較的)暇なので、なんか作りたいです。

 

山形では、「gatta!」というフリーペーパーがあって、そこでコワーキング特集が組まれました。このフリーペーパーのCMがTVで流れて、山形ではテレビから「コワーキング」という言葉が流れたそうです。

これすごいなと思いました。 

 

もっと人の口から「コワーキング」とか「コワーキングスペース」って言葉が出て来て、そのへんから聞こえて来るのが、当たり前になってほしい。妙な気概や心構え、照れもなしに。自然に。「スタバ」とか「コンビニ」みたいに。

そのためのなんかを用意しておかなければなーと思いました。なんかってなんだろう。

 

これから考えていきます。一緒に考えましょう。

 以上です。

 

コワーキングスペース運営者限定AdventCalendar2015、明日は大阪のオオサカンスペースの草野さんです!

*1:タイトルは『僕らはいつまで「ダメ出し社会」を続けるのか』(荻上チキ著)、にインスパイアされたものです。あまり似てませんが

*2:こちらの記事はtwitterで意見を言ったら取り下げるそうなのでリンクしません

*3:なおコワーキングスペース運営のフィクションも描きましたがこっちは手段が若者向けだったし、内輪受けっぽく終わってしまった

山形県酒田市で開催されたコワーキングイベント「コワーキングサミット」に行ってきた

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12/6(土)、東北初の大規模コワーキングイベントが開催されました。山形県酒田市東北公益文科大学。高速バス往復で行ってきましたよ。

コワーキングの第一人者のパネル・講演と、参加者と登壇者が一緒になって実施するワークショップからなる『コワーキングサミット』このイベントは、第2回地域課題解決全国フォーラム in 庄内の一部として開催されたものです。

 

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2015年11月の売上公開

2015年11月の売上を公開します。
オープン日は17日、うちイベント2日。利用者数42人(複数回来訪を除いた純粋な訪問者数:19人)で、
51,000円です。

売上多い!凄い!と思われるかもしれませんが、実際は回数券購入の方が多かったのと、サイエンスバーのおかげですね。

今月はノラヤサイエンスバーvol.6を開催することができました。
今回は、サイエンスカフェポータルの中の人、立花さんからお話をいただき実現したものです。ノラヤと比嘉さんをつなげてくれて、サイエンスバーを開催するきっかけになった方が、またもや開催のきっかけを作ってくれたということで、本当に嬉しいです。
私自身は実は他のサイエンスカフェのようなサイエンスイベントには出たことがなくて、手探りで自己流でやっているのですけど、ほんとにありがたいことに毎回とても好評です。これは素晴らしい講師の方と好奇心旺盛な参加者が出会うことで起きている化学変化だなぁと思いながらやってます。

サイエンスカフェに限らず、いろいろ他のスペースのイベントを見てみたいな、と最近思うようになりました。


てさぐり、といえば、土曜日オープン。12月は一旦、止めてました。
9月から3ヶ月に渡って、常連さんにもお願いして土曜日オープンしてみたんですが、結局当初の目的の「新規顧客の開拓」はできませんでした。
12月になり、みんな忙しくなる時期でもありますので、土曜に無理矢理オープンする必要もないと判断しました。

今後はイベントを充実させていこうと思っています。

東北コワーキングスペース運営者連携会議@スタジオ八百萬(山形県米沢市)に行ってきました

10/30(金)、第5回東北コワーキングスペース運営者連携会議が、山形県米沢の「スタジオ八百萬」さんで開催されました。
三ヶ月に一回程度の頻度で開催される、東北のコワーキングスペース運営者どうしの情報交換や問題解決のための会議。私にとっては前回の郡山に引き続き出張気分が味わえる楽しみになっています。なにしろ出張なんてない仕事ですから。遊びじゃないのに遠方に行けるなんて素敵すぎる。誰にも文句言われない。
この日はノラヤクローズだな…と思っていたら、常連さんが店番を引き受けてくれました。管理人不在でも運営することができるって、本当にありがたいことです。
高速バスで遠足気分を楽しみ、約2時間で米沢に到着。



高速バス停留所のある米沢市役所前まで八百萬のオーナー、山田さんに迎えにきてもらいました。念願の八百萬に到着。

道路に面して、前面がガラス張りの……

看板が八百屋さんのまんまです。でもここはコワーキングスペース
めっちゃいい雰囲気ですよー。写真を見たらカフェかなと思います。古い建物のなごりも残しつつ、暖かみのある素敵な雰囲気に内装を変えています。
いろんな種類の椅子があるのも、味があります。


見たかったペレットストーブ。薪ストーブほど設置のハードルは高くなく、メンテナンスコストも低いのだとか。炎が見えるのはいいかんじです。

これは、掘りごたつです!

「二階もありますよ。」
ということで二階も見せてもらうことに。
この、昔の家って感じの狭くて急な木造の階段がノスタルジーをそそりますね。

素敵なひろびろとした、純・和室です。
このライトがいい!雰囲気にすごく合ってます。窓の外には物干し台もありました。廊下にはまだ使っていませんがキッチンも準備中です。

「ここを使うこともあるんですか?」
「前、書き初めの会をやりました」
なるほど!
思わず「ここに住みたい……」と思ってしまいました。山田さんは実際に昔住んでいたんですよね。

スタジオ八百萬さんのマークをプリントしたコースター。クリアなアクリルにフェルトを組み合わせてます。

おっと!カウンターには、我らがノラヤ常連の、cad工房Leafさん作の標識ピアス・ピンバッジが。私が写真シェアしたご縁で、山田さんが注文してくれたんですよね。

などと写真を撮ったり、すでに来ていた「なれあい」の原田さんとしばらくお話したり本を読んだりしていました。

やがて会場にみっしりと人が集まり、会議が山田さんの司会で始まりました。

最初にスタジオ八百萬の紹介と最近の状況報告がありました。八百萬ではたくさんのユニークなイベントが開催されていて、しかもかなりの人数が集まるみたいなんですね。ケーブルテレビや雑誌など、メディアでも紹介されているのがすごいです。最近だとTURNS14号に載ってます。
それから参加者ひとりずつ自己紹介があったわけなんですが、なにしろ26人、短めにと言っても長い人は5分くらい喋ったりするし、あっというまに1時間経過。
ここで乾杯して、しばし歓談タイムです。
この日のお料理は、ピザがおいしいことで有名なラーメン屋の「餅屋」というお店からの出前で、でっかい鍋に米沢牛の芋煮、かにたま、エビチリ、菊のおひたし、八百萬さんの月額会員さんが作っている新米のおにぎり………もりだくさんでした。芋煮は普段宮城風一択で、#芋煮戦争で山形に喧嘩売ってる私ですが、この日だけは山形風を満喫しましたよ。いろんな種類のきのこが入っていて、醤油味ながら味に深みがあり、まさに秋の味覚でした。

この日は、東北芸術工科大学の学生さんがたくさん来ていました。コワーキングも研究している松村茂先生とそのゼミのみなさん。地域活性化ユニット「こねくしょんず」のみなさん。女性問題について調べているという学生さんに自分の育児経験の話をして、そこからなぜか発展してフローレンスの駒崎さんのchange.orgの話をしたりしました。

他に久しぶりに会う方々に(といっても、普段スペース運営でこもりきりなので、みんな久しぶりに会う人なのですが)挨拶したり近況報告したりしてました。
ところでこの日、はるばる、八戸からいらっしゃったのが、コワーキングスペースを八戸で運営予定のジーアイテックの皆さん。なんと、この「仙台にワーキングスペースを作ろう研究会」のブログから東北コワーキングスペース運営者連携会議のことを知り、ぜひ参加したいと連絡を下さったのです。このブログが役に立ってるんですよ!嬉しいですね。いまやFacebookでほとんどのことが済んでしまうような気についついなりがちですが、より多くの人の目に触れる情報発信としてはウェブやブログが有効だと実感した出来事です。(みんな、イベント行ったらFacebookに写真投げて満足してないで、ブログ書こうぜ!)


その後、コワーキングスペースどうしで連携して何かできないかというアイデア出しをしました。付箋に書いて、壁にぺたぺた貼っていきました。
スペース間で定例Skype中継、東北のコワーキングスペース統合サイトを作る、東北の運営者がリレーブログを書いて行く、などなど。出た意見を「こねくしょんず」のメンバーがまとめました。
いろいろ出ましたが、できるところからやりたいですよね。Skype中継は、以前「なれあい」さんでやった時本当に楽しかったので、ノラヤでもやってみたいです。
夜も更けて連携会議は終了、しかし時間が許す限りみんな残って歓談していました。やがて山形県内の人は車で移動し、宿泊組はさらに飲みに行ったりラーメン食べたりしたみたいです。


今回の連携会議は、今まで以上に「多様につながる」が実感できたように思います。特に、コワーキングについて研究しているたくさんの学生さんたちの存在は嬉しいです。研究成果は運営に生かしたいので、研究には協力したいし、論文できたらぜひ読ませて欲しいと思います。
コワーキングは最近、山形がとても熱いです。運営者どうしが最初から連携しているような雰囲気がとてもいいかんじですよ。
来月は山形県酒田市東北公益文科大学で行われる地域課題解決全国フォーラム内でも、コワーキングスペースを活用した地域ビジネスの活性化」という特別セッションが開催されます。この日はコワーキングスペース運営者なら知らない人はいない、あの方やあの方をお呼びするそうです。東北でコワーキングをテーマにしたイベントがあるといいなとずっと思っていたので、いろんな人に来てほしいなと思います。なおこちらのイベント、事前に参加申し込みが必要です。


ところで連携会議の翌日、前日米沢で一緒だった八戸のジーアイテックの加藤さん、福井さんがノラヤにきてくださいました!八戸に戻る前に仙台に立ち寄ってくださったのです。
ノラヤ運営のきっかけや運営の大変な点や工夫している点などいろいろなお話をしました。
東北ではまだまだ、ぽつぽつとコワーキングスペースはできていくみたいです。青森や秋田はこれからかな?運営したい人のために、ここで今後も情報発信していきたいなと思います。