仙台のコワーキングスペース「ノラヤ」戦う管理人

仙台市青葉区、地下鉄北四番丁から徒歩8分のコワーキングスペース「ノラヤ」を運営している人の赤裸々なブログ。

「夜の自習室」をはじめました

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土曜日の夜にオープンする「夜の自習室」をはじめました。

いまのところ(運営者の)都合のつく土曜日の夜にあけるだけなので、月1回。ほんとうはもっと頻度をあげたい。

なぜはじめたか

ノラヤの、平日昼間しか開いてないという営業時間。これ、私が朝型人間で家庭の家事のすべてを背負っているので、このようになってます。しょうがないんです。

でも平日の昼間にコワーキングスペースに来れるのは、本当に限られた人たち。フリーランスか、無職、非正規雇用正規雇用されているけど、リモートワークできるからコワーキングスペースで仕事しましょう、なんていう選択肢はまだ仙台では少ない。

普通に働いていて、ちょっとがんばりたい人には、ノラヤは選ばれないんです。他にも理由はあるでしょうけど、そもそも開いてないから。

職場と自宅の間にあるちょっとした別の場所、そういうのが求められるとしたらやはり時間帯は夜です。しかも20時とかじゃない。22時や23時まで。がんばる人は夜にがんばるのがふつうです。私は寝てしまうけど。

さて、家庭があるので夜はもれなく自宅にいなきゃいけない私だったのですが、息子が高校生になり、ありがたいことに1人でもいろいろできるようになってきました。私と出かけることもなくなったので、私は週末、ぽつんと家で時間があくことが増えました。ならば、と思い、土曜日夜の方が比較的外出しやすいので、ノラヤをあけてみようかなぁという気になってきました。職場と家の間のもうひとつ別の場所、となると平日夜のほうがいいのかもしれませんが、勉強会など開催すると平日より土日のほうが人が来るし、また夜遅くまでがんばるとしたら休前日のほうがいい。そういう判断で土曜日夜にしました。

単なる夜オープンではない

敢えて「自習室」と名前をつけたのは理由があります。

夜オープンだとしたら、いつものノラヤの延長ということになります。酒もOK、おしゃべりもOK、ダメ人間もOK、寝るのもOK。

そりゃ、ビール飲みながらがんばったらノラヤっぽいですよね。よっぱらいおじさんの溜まり場になっても逆に歓迎してしまう。ダメです、ただの酔っ払いの溜まり場は別の日に充分やってる。

夜にがんばりたい人は、お酒もいらないし、喋ったりコミュニケーションもしなくていいし、ダメ人間じゃない!

「ここは真面目な空間です」ということにしたかったのです。

「自習室」のニーズ、あるだろうなと思ってました。仙台の誰でも使える自習室は勉強カフェぐらいしかありません。(以前取材した千弘堂さんは自習室をやめてしまいました)スタバにはパソコンを持った学生さんやサラリーマンがひしめきあってます。コワーキングスペース行けよ!と思うのですが、彼らに出会いやコミュニケーションなんて必要ない、必要なのはただ自分のことに没頭できる空間です。

そういえば北仙台に自習室を作る動きがあったみたいですが、twitterアカウントがあるだけで半年ほど動きがありません。

コワーキングスペースよりも自習室なんだろうなぁ、求められているのは。ああ私にお金があったらもう一つ物件を借りて」などと身の程知らずの考えが頭をよぎったりもしましたが、ふと思ったのでした。

「自習室をやりたい人(私)がノラヤを借りて、自習室をやるということにすればいい」

ノラヤは、「がわ」だけ借りてるのです。だから「夜の自習室」という、別ブランドを名乗ります。利用料金等は同じです。

やってみて

前回は、3人の方が来てくれました。3人というとノラヤでは多い方です。ですので継続してやろうと思いました。

後から気づいたのですが、勉強カフェさんも土曜日は21時で閉まるので、土曜日の22時までオープンというのは競合がいないことになります。

よーしならば23時まで…などとついつい考えてしまいますが、そもそも私が朝方人間、22時にはいつも寝る体制なので、あまり無理はできません。そもそもノラヤの運営は「管理人が倒れない程度」という基本があるので、ほどほどに。

そして前から言われていたし自分でも思うのですが、夜のノラヤはとても雰囲気がいいです。不思議と、夜が似合う場所。

夜の自習室、今度は2/17(土)です。よろしくお願いいたします。