仙台のコワーキングスペース「ノラヤ」戦う管理人

仙台市青葉区、地下鉄北四番丁から徒歩8分のコワーキングスペース「ノラヤ」を運営している人の赤裸々なブログ。

みんな本当に交流したいのだろうか?

みんな、コワーキングとかどうでもよくて、自分一人で集中できる作業スペースだけ求めているんじゃないか、と、良く思うのです。最近。

最近、僕スタバとかによく行くんですけど、スタバがオシャレとかそんなんじゃなくて、チェーン店の方が落ち着くからなんですよ。個人経営の喫茶店とか行っても落ち着かないんですよ。それぞれ違うおもてなしの感じが逆に無理で、画一化されていた方が実は楽なんですよね。 

【Interview】tofubeats | "SHOPPINGMALL"の孤独 - FNMNL (フェノメナル)

 

ノラヤを運営していると、「みんなスタバやドトールに行かずに、コワーキングスペースにおいでよ!」って言いたくなります。しかし。

 

先日、仙台は夏かと思うぐらい暑くなり、自宅が灼熱地獄になりました。どうしてもPC作業したかった私は自宅を脱出し、ノラヤよりずっと近い、近所のドトールへ。近くに他にカフェがないのもあって、普段からここは勉強する人や読書する人で一杯です。

耳にはイヤフォン。お気に入りプレイリストを聞き、コーヒーをちびちびしながら、PCに向かいました。

いやー、集中できましたねぇ。作業スペースとして使ったのは初めてだったけれど、いいですねここは……

 

ここのドトールは天井が高く窓が大きくて、PCから目を上げると空が見えます。そして、ほどほどに人の出入りがあります。もしこの空間にたった一人だったら、ここまで集中できない。

みんなおもいおもいに、本を読んだり、勉強したりして、自分の時間を過ごしている。その雰囲気の集合体が、心地よかった。

空港のラウンジも、こんなかんじなのでしょうか?行ったことないけど。

 

まぁここはカフェだし、長時間の勉強はご遠慮くださいと書いてあるので、長くはいられなかったのですけどね……電源もないし。

 こういう経験をしてしまうと、みんながスタバやドトールに行ってしまうのもわかるし、とにかく一人で、仕事や勉強に集中できる場所が欲しいなとも、思ってしまいます。

 

コワーキングスペース運営者の方から「コワーキングがしたいというより、みんなぽつんぽつんと離れた席にいて、もくもくと作業しに来るだけ」という話も聞きます。

「仙台の人は交流したがらない」って話しも聞きます。

コワーキングという働き方を勧めたい私としては、もどかしく感じるのですが、ほかでもない私自身がそういう場所を欲しいのかもしれない。

 

ノラヤは、「もくもくと作業」もできるけど、狭いし密室感があります。あのドトールの開放的な窓から見える青空を思い出すと、大違いだと思います(笑)。

さらに身内(息子)からは「ノラヤは遊ぶ所だ、だらーっとした空気が流れてるし」などと言われてしまいました。そうなんですよ、奥に行くほど、暗く、眠くなってしまうんで。

そうなんですよ、たこ焼きやったり、小さい勉強会やったりする時はこの狭さが、心地いいんですよねぇ。

 

そういう場所もいいけど、あのドトールみたいな自習室もやってみたいな。窓があって窓に面して座ることもできて。なんてことも頭をよぎります。無謀なことに。