仙台のコワーキングスペース「ノラヤ」戦う管理人

仙台市青葉区、地下鉄北四番丁から徒歩8分のコワーキングスペース「ノラヤ」を運営している人の赤裸々なブログ。

「ノラヤ」の名前の由来について

なかなか正式オープンできない。本業があったり、息子が夏休みだったりして身動きが取れず。まぁでも、こののんびりした感じがいいかなと思ってる。
それでも、けっこういろんな人が遊びにきてくれました。ありがたいことです。

主にFacebookで日々のあれこれは書いてますので、こちらでは唐突に「ノラヤ」のネーミングの由来でも書いてみようかと思います。

自分の中では、ずっと「のんびりした空気のコワーキングスペースが欲しい」と思っていたんですね。エンジニアにしろ、起業家にしろ、とにかく東北の人は震災以来「がんばらなければ!」「変えなければ!」「なにかをなしとげなければ!」って、前向いて進んでいかなきゃいけない空気が満ちていて。
一方、私自身は何一つ立派なことをせず、起業するわけでも変わるわけでも新しいことやるでもなく、震災以前からの仕事を淡々とこなす日々が続いていた。実はそういう、地道な人は目立たないだけで一番多いんじゃないだろうか。そういう人がちょっとでも仕事することが楽しく感じられるところがあるといいな、と思ってた。

ある日、川沿いを散歩していたら、道端の茂みにネコが一匹うずくまっているのを見つけた。黒い野良猫で、顔や体に傷がいくつかついていて、薄目を明けて、じっと動かない。喧嘩した傷を癒しているように見えた。

それを見たら、傷ついたり疲れたりした人が、ちょっとだけこもって、前向きも進むのもちょっとストップして、傷を癒して、また歩き出せるような、そんなかんじの、この猫にとっての茂みのようなコワーキングスペースがあるといいなぁと、思った。
それで「野良」という文字を使いたくなった。
野良猫をコワーカーやノマドワーカーに例えてるの、たまにtwitterなどで見かけるしね。
「野良」って字面の、ダサい感じもいいなと。私、畑もやってるし。

最初は「野良オフィス」という名前を考えてました。
でも、どうも「オフィス」が、しっくりこない。発音しづらいし、横文字だし。
そんな時に、息子がボール紙で工作したロボットに「NO6A8(と書いて、ノラヤと読む)」と名づけていたのを見て、あ、「ノラヤ」ってなんかいいなと思ってその名前をもらいました。

そんなわけで、「ノラヤ」になったというわけです。