仙台のコワーキングスペース「ノラヤ」戦う管理人

仙台市青葉区、地下鉄北四番丁から徒歩8分のコワーキングスペース「ノラヤ」を運営している人の赤裸々なブログ。

下北沢オープンソースカフェのCoder Dojoを見学してきた

8/5,6にコワーキングスペースめぐりしてきました。と言っても、今回は少なめ。

一ヶ所目は、下北沢オープンソースカフェ
場所そのものも見たかったんですが、子供向けプログラミング講座のCoder Dojoを見学したかったのが一番の理由。以前書いた通り興味を持ち「仙台でもできないかな」と思っていたので、見学に行く事にしました。ちなみに、子供が好きなうちの夫も一緒に行きました。
こちらの下北沢オープンソースカフェでは、毎週日曜日にCoder Dojoが開催されています。
初めて足を踏み入れる下北沢という、おしゃれな響きの町。立派なお宅や歴史ありそうな邸宅の立ち並ぶ中をしばらく歩き「本当にこんなところにあるのかなぁ」と思ったらありました。住宅街の中というのは、本当でした!
コワーキングカンファレンスでCoder Dojoのことを教えてくださった、下北沢オープンソースカフェオーナーの河村さん、PAX Coworkingの運営者相談会でお会いしたHanareの新妻さんに再会。

Coder Dojo今日の参加者は3人。一人はjQueryをやってる中学生なので河村さんがマンツーマンで。残り二人はまったく初めて。マウスの使い方からスタートです。
Scratch(http://scratch.mit.edu/)という、子供向けプログラミング教育言語を使います。制御や動きなどプログラムの動作ごとに色や形が違うパーツを、パズルのように組み合わせて作ると、プログラムが書けるというもの。しかも、エラーに煩わされることなく動くので子供に受け入れられやすいのだそうです。
言語環境を日本語にすれば英語はまったく出て来ません。漢字を使わないひらがなモードまであります!そうですよね、プログラムって基本英語だから、そこでつまづいてしまうと、楽しさを知る所までたどりつけない。他にも素材が最初から用意されているなど、子供向けに敷居が高くならないよう、いろいろ工夫されていて、びっくりしました。
実際に初めて使った二人の子供たちも、説明通りに順を追って作っていくと、プログラムで絵を動かしマウスに反応するように作ることができました!
休憩をはさみ、いろいろな制御をつけて、最後には「もぐらたたきゲーム」ができるまでになりました。最初は何ができるのかよくわからなかった子供たちも、ここまで来ると「もっとこうやりたい」「こういうふうにはできないのかな?」と、やりたいことがどんどん出てきます。大人の感覚では「ちょっと時間が短い?」という位なのですが、多分、このぐらいがちょうどいいのでしょう。もっと長いと、よっぽど興味がないと飽きてしまうし疲れてしまうでしょうね。興味のある子は、続けて応用を考えたり、家で何か作ったりするそうです。「もっとやりたい」って火が着いたら、しめたものですよね。
Scratchは、サイトにユーザ登録をすれば、自分の作ったプログラムを公開し、さらにブラウザ上ですぐに動かしてみることができます。アクセスした人の数もわかるし、感想も書いてもらえたりします。日本人の子供で注目されたケースもあるそうですよ。絵と動きで見せるので多少の言語の壁はなんとか越えちゃうのかもしれませんね。
自分でもScratchは面白そうだと思ったし、あとでこの日やった内容をおさらいしようと思います。そして、ためしに自分の息子に教えてみようかなーと思いました。
実はまさにこの日、仙台高専(宮城県仙台市愛子)でScratchを使ったイベントがあり、東京の方が教えに行ってたそうです!知らなかった。

ところで、Coder Dojoの合間には、河村さんとコワーキングスペースについてちょっとお話することもできました。オープンソースカフェ、最初は今のように毎日ではなく週に一度だけの営業だったそうです。週に一度ここに来れば、コワーキングできる……そういうことで人が集まりコミュニティができていったとのこと。スペースもガレージ1台分を後から2台分にしたそうです。そうやって少しずつ始めて、様子見ながら拡大していくのも、いいな……と思いました。